はやくするんだ
日本の65歳以上人口は27%を超えている。
2007年には21%を超えたと新聞を賑わせていた。
たった10年で6%も増えているのである。
これは国家にとって非常に危険な状態である。
明治から戦後まで日本の高齢者比率はずっと5%前後だった。これは高齢者に対する労働力人口が圧倒的に多い健全な状態だ。
労働力人口が多ければ、彼らの稼ぎ出したお金を65才以上の高齢者に年金、医療をはじめとした様々な福祉に回すことができる。
みんなで数少ないご老人に少しずつ仕送りをしてあげましょう、ということだ。
そこで1961年から徴収が開始されたのが、国民年金である。この時の高齢者比率は5.8%だった。
65歳以上人口は7%を超えると危険信号と言われており、高齢化社会と呼ばれる。年金を支払う側と受け取る側の理想の比率が崩壊してしまうのである。
日本は1970年に7%を超えた。
14%を超えた社会はレベルアップを果たし高齢社会と呼ばれる。
日本はここも1994年に通過。
21%を超えると超高齢社会と呼ばれ、未曾有の地へ踏み込むこととなる。
冒頭に書いた通り、2007年に日本は世界で初めて21%を突破した。世界初。人類の歴史上初。
悪意なき膨張は止まらず、いまは27%を突破。
2035年には33%、つまり3人に1人が高齢者という国になることがほぼ確定している。
年金を支払う側の人口は減少し、年金をもらう側の人口が激増していく。
年金システムを構築した5%の時代と、もはや前提が違うのだ。
ルールが変わった。
すべての20代30代は無意識にこの事実をわかっていて、一生懸命会社に尽くして働けば、国と会社が老後まで面倒見てくれるとは思っていない。
一つの仕事しか経験せず40代、50代まで行くのはキケンだと本能がわかっている。
与えられた業務をキチンとこなすことで最後は国や企業に面倒を見てもらう受け身の生き方ではなく、仕事を自分で作り出し稼ぐ力を手に入れる必要があると思っている。
指示待ちはキケンだ。
自分で考えてチャレンジするんだ。失敗するんだ。その経験がお金を生む。
リスクを取って自分の力でお金を生むんだ。
競馬だ。
リスクだ。
競馬で毎回勝ったらあっという間に億万長者になれる。大きい家に住んでハワイに別荘も持てる。老後も大丈夫。おくまんちょうじゃだから大丈夫。
はやくリスクを取るんだ。
さあ、100年時代を生き抜く力を早く手に入れてしまおう。
はやくするんだ。
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